防犯メールでニホンカモシカの目撃情報が回ってきました。
クマやイノシシに比べて鹿だと奈良の鹿のイメージもあり危険な感じはしません。
しかし警察と市役所が連携して目撃された地域を警戒しているということです。
ニホンカモシカは危険なのでしょうか？
調べてみました。
ニホンカモシカの目撃があった場所は？
ニホンカモシカの目撃があった場所はこちらです。
５月３０日（火）仙台市宮城野区高砂地内で体長約１メートルの二ホンカモシカ１頭の目撃情報が相次いでおり、警察では市役所と連携し、付近の警戒を実施しています。
引用：みやぎ防犯メール
宮城県仙台市宮城野区高砂地区だそうです。地図で見てみますと、
山間の場所というわけではなく、七北田川のそばです。
仙台うみの杜水族館の近くですからもう少し行くと仙台港になりますね。
こんなところにニホンカモシカがいるんですね！？
驚きました。
高砂地区は住宅地ですが、少し離れると田園地帯もあります。
カモシカというと山や丘というイメージですが、近くには無いようですね。
どこから来たのでしょうか？
だから警戒情報が出てきたのかな。
目撃情報も
目撃情報もSNSに上がっていました。
現在高砂に出没中の個体かな？、今朝早朝、多賀城跡でカモシカに遭遇したときの写真、あせってスマホで撮影したのでピンボケです、少し見つめ合いましたが、すぐ逃げちゃいました#カモシカ#ニホンカモシカ pic.twitter.com/4EdRbrCbH2
— タコンズ (@TTRGVCU) May 30, 2023
追記：捕獲完了？
無事ビルの駐輪場に居たところを捕獲（？）されたようです。
仙台市宮城野区高砂に出没したニホンカモシカ
ビルの駐輪場に閉じ込められていましたが、県職員によって捕獲され運ばれて行きました。#ニホンカモシカ pic.twitter.com/Xcpl8upFwK— cckk (@morigirlck) May 30, 2023
防犯メールでも確保の連絡が来ました。
解決ですね。
５月３０日（火）仙台市宮城野区高砂地内で目撃されていたニホンカモシカについては、確保されました。
ご協力ありがとうございました。仙台東警察署
ニホンカモシカは危険？
ニホンカモシカは冬毛なのかもふもふしていて「鹿」のイメージとはちょっと違うなと思いました。
鹿のイメージだとバンビが思い浮かぶんですよね（笑）
親子のふれあい#春日大社 #奈良 #奈良の鹿 #神鹿 #子鹿 #バンビ pic.twitter.com/NqxLyqvKes
— 春日大社 kasugataisha shrine (@KASUGASHRINE) May 27, 2022
カモシカはもっとワイルドな感じですね。
ニホンカモシカを撮影した動画がこちらです。
ニホンカモシカは好奇心が旺盛ですが基本的に人間を襲うことはありません。
ただし、大声などで騒ぎ立てたり、不必要に追いかけたりなど過剰な刺激を与えると興奮させてしまい思わぬ反撃を受ける可能性もあります。
ニホンカモシカから見れば人間が襲ってきたように見えるでしょうからね。
見かけても近づかず、刺激しないのが良さそうですね。
ニホンカモシカは特別天然記念物！
今回、防犯メールで送られてきたのは、人間が危害を加えられるから危険だ、というよりも、ニホンカモシカ側を保護するための注意喚起なのかもしれません。
ニホンカモシカは特別天然記念物に指定されています。
文化財保護法第196条第1項の規定により、ケガを負わせたり、死亡させてしまった場合、文化財保護法違反となり「5年以下の懲役もしくは禁錮又は30万円以下の罰金に処する」となっています。
特別天然記念物の保護に、ご理解とご協力をお願い致します。
ニホンカモシカを見かけたらどうしたらよい？
今回仙台市宮城野区高砂地区でニホンカモシカが目撃されています。
では実際に目撃したらどうしたら良いのでしょうか？
特別天然記念物に指定されていますので、ニホンカモシカに怪我をさせないようにしなければなりません。
仙台市のHPにもニホンカモシカを見かけたときの対処法が掲載されています。
最近、仙台市内各地でニホンカモシカの目撃情報が数多く寄せられています。
お住まいの近くで体長が1メートルを超すようなカモシカを見かけたら驚かれることと思いますが、カモシカは人に危害を与える動物ではありません。ほとんどの場合、人を見かけると山へ帰っていきます。
自然環境が豊かな仙台の証しでもあるニホンカモシカの保護に、ご理解とご協力をお願いします。
- ニホンカモシカを見かけたら
1.近づかない
2.逃げ道をふさがない
3.立ち去る・見守る・驚かせない
子鹿が居ても怪我をしている場合を除き絶対に触らないで下さい。
人間の匂いがつくと親が見捨てることがあります。
子鹿だけかと思っていても、近くに親が隠れていることが多いですので、心配せずに見守って下さい。
万が一危険な場所で目撃した場合は警察などに通報するのが良いと思います。
ニホンカモシカを見かけたときの対処方法
基本的に元気な場合は近づかずに放置して下さい。ニホンカモシカの子鹿が居ても近づかずに絶対に触れないで下さい。
可愛いのはわかりますが、人間の匂いが付くと親から見捨てられることがあるそうです。
元気な場合は、静かに見守ってください
人に危害を加えることは、ほとんどありません。帰巣本能があるので、山に帰る道がわかれば帰って行きます。静かに見守ってください。
犬にほえられると興奮するので、遭遇させないようにしてください。
原則、保護（捕獲）できませんが、交通安全上、自力で山へ戻ることができない場合は、保護（捕獲）も検討しますので、文化財課に連絡してください。
ケガや病気で動けない場合は、文化財課に連絡してください
動かさず、触れず、速やかに文化財課に連絡してください。
民間の鳥獣病院等には、持ち込まないでください。
死亡している場合は、文化財課に連絡してください
検死などの手続を行いますので、できる限り動かさず、速やかに文化財課に連絡してください。
子供のニホンカモシカのみの場合は、静かに見守ってください
見つけた人が、親とはぐれて迷子になったと思い、保護することがありますが、たいていは親が近くにおり、人の接近により警戒して姿を見せないものと考えられます。
場合によっては、親が威嚇してくることもありますので、近づかないでください。
幼獣は、一度保護してしまうと人間のにおいが付いてしまうため、親が見捨てることもあります。また、人間になれてしまうと野生復帰が困難となることもあります。幼獣を発見しても、触れずに立ち去ってください。
「ニホンカモシカ」を見かけたら (city.sendai.jp)［PDF］
まとめ
ニホンカモシカは元は高山に生息していたので、高砂のような平地、それこそ海の近くには出てこない動物でしたが、最近では生息数が増えたので平地でも目撃されるようになっているようです。
今回目撃されたニホンカモシカは迷って降りてきている可能性もあります。
ニホンカモシカは好奇心旺盛ですが、人間を襲うことは稀だということです。危険だから防犯メールで注意喚起したのかと思いましたが、逆で、特別天然記念物だから刺激しないようにの周知のための防犯メールだったのかもしれません。
ニホンカモシカの出産期が5～6月ということもあり、出産に備えてか、出産後の行動なのかはわかりませんが、子鹿が居て警戒心が強くなっている可能性もありますので、近隣にお住まいの方は見かけても近づかず、刺激しないようにして下さい。
心配な場合は警察に通報しても良いと思います。
防犯メールで注意喚起が流れてきているわけですからね。
何事もなく住処に帰ってもらえるのが一番ですね。
コメント