九州で集中豪雨で大変な被害が出ています。
昨年も宮城県では洪水被害が出たりしていましたので、他人事では無いですよね。
河川の氾濫を防止する策の一つがダムでしょう。
現在宮城県内のダムは貯水量に余裕はあるのでしょうか?
宮城県のダムはいくつある?
そもそも宮城県内にはダムはいくつあるのでしょうか?
考えたこともなかったですね・・・。
宮城県のホームページによりますと、
1.大倉ダム
2.樽水ダム
3.七北田ダム
4.南川ダム
5.宮床ダム
6.惣の関ダム
7.漆沢ダム
8.化女沼ダム
9.上大沢ダム
10.二ツ石ダム
11.岩堂沢ダム
12.花山ダム
13.荒砥沢ダム
14.小田ダム
15.払川ダム
16.栗駒ダム
と16箇所あります。
意外とありますね。
河川の現在の情報は河川流域情報システムで見ることができます。
各ダムの貯水率は?
県内に16箇所あるダムの貯水率はどうなっているのでしょうか?
毎月資料が公表されていますが、令和4年7月1日現在での状況は、
という状況で、貯水率が100%を超えている所が3箇所あります。大倉ダムと漆沢ダムと化女沼ダムですね!
過去10年間の平均貯水率でも100%超えですので、いつもこのような状態なんでしょうが、豪雨の際に大丈夫なのでしょうか?
12箇所で過去10年間の平均よりも貯水率が高い状況となっていたようです。
7月1日時点でのデータですので、ここ数日降り続いた所為でかなり水位が上がっていることが予想されます。
最新の状況はこちらのページで確認できます。
天気予報で予め豪雨が予想される場合は、3日ほど前から放水して水位を下げておくという対応をするようです。
宮城県のダムのある場所は?
それぞれダムのある場所はどの辺りなのか調べてみましたよ。
1.大倉ダム
大倉ダムは、広瀬川に流れ込む大倉川に作られたダムです。
近くに青下第3ダムという小さなダムもあります。
こちらも広瀬川に流れ込む青下川という川に作られたダムです。
2.樽水ダム
樽水ダムは名取市にある増田川の上流にあるダムです。
3.七北田ダム
七北田ダムは仙台市泉区に流れる七北田川の上流にあるダムです。
4.南川ダム
南川ダムは大和町にある吉田川の上流にあるダムです。
近くには南川ダム資料館もありますので見学もできますよ!
5.宮床ダム
宮床ダムは大和町にある宮床川の上流にあるダムです。宮床川は吉田川に流れ込む川です。
宮床川→竹林川→吉田川→鳴瀬川
という流れですね。
6.惣の関ダム
惣の関ダムは、利府町にある勿来川の上流にあるダムです。
勿来川は砂押川に流れ込みます。
7.漆沢ダム
漆沢ダムは加美町にある鳴瀬川の上流にあるダムです。
8.化女沼ダム
化女沼ダムはもとは化女沼という自然の沼湖でした。治水のためにダムを建設したという経緯があります。
大崎市古川にある田尻川に流れ込む川の上流にあるダムです。
県内でも有名な廃墟「化女沼レジャーランド」のすぐ近くです。
化女沼は照夜姫伝説の残る沼です。化女沼ダムのほとりには照夜姫の像があります。
9.上大沢ダム
上大沢ダムは鳴子温泉鬼首にある大沢川に流れ込む川の上流にあるダムです。
そして江合川に合流します。
10.二ツ石ダム
二ツ石ダムは鳴瀬川水系二ツ石川の上流にあるダムです。
11.岩堂沢ダム
岩堂沢ダムは大崎市の北上川水系江合川の上流にあるダムです。
12.花山ダム
花山ダムは栗原市にある一迫川の上流にあるダムです。
花山ダムは企業とネーミングライツ契約を交わしており、愛称が「阿之國屋文左衛門商店花山ダム」となっています。珍しいですよね。
宮城県は(株)阿之國屋文左衛門(あのくにやぶんざえもん)商店と、花山ダム(栗原市)のネーミングライツ契約を締結しました。同社は主に太陽光発電事業を行う企業です。 この契約により、愛称が「阿之國屋文左衛門商店花山ダム」(略称:「阿之國屋花山ダム」)に決定しました。出典:Googleマップより
13.荒砥沢ダム
荒砥沢ダムは栗原市にある二迫川の上流にあるダムです。
2008年の岩手・宮城内陸地震で山体が崩壊し、ダム湖に土砂が流入し津波も発生したという場所です。
荒砥沢地すべり
14.小田ダム
小田ダムは一迫川に流れ込む長崎川の上流にあるダムです。
小田ダムの北には花山ダムがあります。
ダム湖を車で一周できるのでいろいろな角度から景色を楽しめるダムです。
15.払川ダム
払川ダム は南三陸町は歌津にある伊里前川の上流にあるダムです。
16.栗駒ダム
栗駒ダムは栗原市栗駒にある三迫川の上流にあるダムです。最終的に旧北上川に流れ込みます。
各ダムのリアルタイムデータはこちら
各ダムの貯水量などを1時間毎に更新しているサイトへのリンクはこちらです。(外部リンクです)
まとめ
現状では2つのダムで貯水量が100%を超えています。
天気予報などで、集中豪雨などが予想される場合に、予め放流してダムの水量を減らすようにするので、基本的には心配はないと言われています。
ですが昨年の台風19号関連などで、洪水に見舞われた地域もあることから、油断は大敵です。
お住まいの地域のハザードマップを参考にして、洪水や浸水の可能性があるのかを今一度ご確認して家族で予め相談をしておくのが良いと思います。
最後に自分の身を守れるのは自分だけです。
万が一に備えて準備をしておきましょう!
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