新型コロナという大きな話題で混乱を起こしている時は、泥棒や詐欺なども起きやすくなります。
どうぞ気を付けてください。
最近では成りすましによる犯行も増えてきているようです。警戒情報が出ているのは東北電力社員に成りすまして、堂々と屋内に入ってきたようです。
安易に知らない人を屋内に入れないように気を付けましょう!
東北電力社員を名乗った!?
犯人は東北電力社員を名乗り、屋内に侵入し、ブレーカーを点検するふりをして、家人が油断したすきに現金などの金目の物を盗んだというのです!
東北電力社員を装う者による盗難事件の発生
本年4月中、東北電力社員を装う男が、ブレーカーの点検をするなどと偽って家に入り、家人が・・・
~みやぎセキュリティメールより
⇒ みやぎ安全安心情報 https://t.co/oN3qZGF1na#宮城県— MiyagiSafety (@MiyagiSafety) April 24, 2020
本年4月中、東北電力社員を装う男が、ブレーカーの点検をするなどと偽って家に入り、家人が目を離した隙に現金を窃取するなどの事案が県内おいて相次ぎ発生しました。
〇訪問者に対しては、直ちに家に入れることなく、身分証の提示などを求めてください。
〇不審であると思った場合には、110番通報してください。
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しかもその手口で何件か被害が出ているようです。
どうして騙されるのか?
このようなニュースを聞くとなぜ騙されるのか?という人がいますが案外騙されるものです。
大抵このような成りすましを行う連中はそれらしい恰好をしてきます。
そして手の込んだ相手ですと、名刺や社員証のようなものを提示してきます。
これが偽物なのですが、本物を見たこともない私たちにとっては判断が付きません。
あまりに自然に提示してくるので、疑わないことが多いのですね!
また日本人は、多くの場合「せっかく来てくれたのだから、疑うのも悪い」と思ってしまうのです。
ここがミソなのですが、点検が無料であること、安全に使用していただくために必要であることを説明してきます。
無料で必要ならばと疑いながらも屋内に入れてしまう方も多いようです。
そして目を離した隙に犯行に及ぶのです。
犯人にとっても
「屋内に入る」 = 「相手のテリトリーに入る」
ということですから、逃げ場を封じられるということになりますので、怖いでしょう。
ですが、そこは詐欺師、自信満々に行動をします。
たとえ家人が目を離さずにブレーカーの点検作業を見ていたとしても、そもそも私たちは「ブレーカーの点検」が何をすることなのかわかりません。
でもブレーカーの位置は知っていますよね?
犯人は案内されたブレーカーの場所を見て、適当に蓋を開けて、こっているは人ならばテスターなどを適当にあてて、適当なことを言いながら
「問題ないですね!良かったです!ご協力ありがとうございました!」
と言ってその場から生還します。
この手の泥棒は隙があったら盗む。警戒されたら無理をしないということを鉄則としています。
だからなかなか逮捕されないんですよ!
騙されないためには?
基本的に本物の電力会社の作業員だった場合、急にアポなしで来ることは無いです。
一度東北電力に別の件で電話を掛けたことがあり、ついでで聞いてみたのですが、
『東北電力では(他の電力会社も同じだと思いますが)個別の家庭での点検などが必要な場合、予め文書でその旨を伝えます。その文書に
「何日から何日までの間で、何時から何時の間に作業員が訪問します。その上でこれこれの作業を行いますのでご協力お願いします」
という具体的なことを記載しておきます』
と言っていました。
いきなり作業員が訪問ということはありません。ということでしたね。
しかも、いきなり作業員が訪れて
「東北電力から来ました」
なんて言ってきて心配な時はご遠慮なく東北電力のお客様センターにお問い合わせください。とのことでした。
本物の作業員の場合は、このご時世ですから問い合わせが終わるまで待っててくれるそうです。
偽物はあの手この手で電話をかけさせないようにしたり、そそくさと立ち去ろうとするそうです。
他にも東北電力を騙った詐欺や悪質な行為が起こっているようです。
東北電力の公式ページに詳細がありますので、今のうちに一度目を通しておいた方が良いですよ!
手口を知っていれば警戒する点もわかりやすくなりますからね!
また、不審に思って不安な時は、#9110への電話相談も効果的です。
こちらは警察の相談窓口になります。
完全な事件かはわからず、110番通報するには躊躇われる・・・でも不安だという場合はこの#9110に電話して相談すると良いです。
その相談内容によっては警察が出動したほうが良い場合もあります。その時は#9110で対応してくださったところから警察の方に伝えてくれます。
他の手口も考えられます!
今回は電力会社を名乗りましたが、私たちが信用しやすい所で家の中に入り易いのが、ガス局、水道関連、インターネット関連などの点検や作業ですね。
昔だとシロアリ駆除や家屋の修繕関係でしょうか?
そのような仕事の専門家を名乗り上がりこもうとします。
また多いのが、不用品の回収業者です。
こちらからリサイクルショップに申し込んだ場合は良いですが、いきなり訪問販売形式で来ることもありました。
「この近くを回っていました。」
とか、
「ご近所の鈴木さんのところで買い取りしてきたのですが、まだ車に余裕がありますので不用品を引き取れますよとご近所さんにお声掛けをしておりました。もしよろしければ粗大ごみなど引き受けますよ?」
なんて言い寄ってきます。
このご時世ですから、ご自分で問い合わせて、申し込んだ業者以外の訪問業者には気を付けた方が良いですよ!
思わぬトラブルに巻き込まれることがありますので・・・。
まとめ
このご時世で、詐欺や悪質な行為が横行していることは、電力会社やガス局など大手も把握しています。
ですので、本当に自分のところの作業員とお客さんに分かってもらうためにはどうすればよいのか?ということに頭を悩ませているようです。
最近の詐欺グループは資金が潤沢にあるようで、本物の企業がそれなりのお金を使って作り上げているパンフレットなどと同じ見た目の物を作り上げてくる猛者もいます!
ブレーカーやガス関連の点検なんてそう何度もあるわけじゃないので、私たちは本物と偽物を見分けることができません!
ですので、わからないときは素直にわからないと、大元に聞くようにしましょう!
様々な問い合わせが多いようで中々電話はつながりにくいでしょうが、本物の作業員の方でしたら待っててくれますのでご安心ください。
おまけ
私も一度、仕事場にスーツ姿の警察が来たことがあります。
私に用事ではなく(何もやってないよ!)近所で起きたちょっとした事件で聞きたいことがあったようです。
その時に警察手帳と名刺を渡されたのですが・・・・本物を見たことのない私は疑いました(笑)
たまたま、知人の友人が警察のOBだったことを思い出し、早速知人に連絡!
名刺の内容を告げ、警察OBに聞いてもらうことに。
その時知人には、
「警察手帳見せられた?それなら大丈夫じゃない?」
なんて言われましたが、
「本物の警察手帳なんて真っ当に生きていたら見たことないって!本物かどうかも分からないじゃん!?」
って返しましたよ!
知人は笑いながら、それもそうだと納得していました。
まぁ、結果は本物の警察官だった!(警察OBの知り合いではなかったが、名刺の電話番号など本物だし、名刺のデザインも本物だったので)
大変失礼したなぁと。
そしてその警察OBの方が、
「今度その警官が来た時に警察OBの名前を出してみて」と、「何らかの反応があると思うから、そうしたら安心でしょ?」
なんて言ってくれまして、実際に名前を出したら、その警察官と一緒に来ていた警察官が警察OBを知っていたみたいで、少し話が盛り上がりました!
何事もなかったという話ですが、警察官ですら疑ってかからないとというお話でした。
スーツで来ましたからね!(笑)
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