新型コロナウイルスの陽性者が高止まりを続けていますが、話題になっているのが後遺症ですね。
味覚・嗅覚障害が続いている。
だるさや疲労感が抜けないなど言われています。
そのような症状に効果的な治療法が未だに確定していませんが、EATという治療をされた方に症状が緩和したり、改善された方が多いと聞きます。
ワクチン後遺症に関しては政府は否定しておりますが、実際に苦しまれている方がいらっしゃるのは事実のようです。
どんな薬にも副作用はありますし、体質によっても薬の合う合わないがありますので可能性としてはありうると考えます。
何よりつらい症状が緩和する可能性のある方法があるのであれば試してみる・専門医に相談してみることも必要だと考えます。
そこで仙台にEAT療法をしてくれる病院が無いか調べてみました。
EATとは?
EATとは、鼻の奥の粘膜部である上咽頭を塩化亜鉛溶液を染み込ませた綿棒で擦り付けて炎症粘膜を治療する方法です。
正常な上咽頭部の粘膜表面には繊毛があり、その場所に活性化されたリンパ球が多数あることがわかっています。
免疫(外部から来た異物を退治する)である活性リンパ球が多数あることで、そこにウイルスや細菌が入り込んでもすぐに退治することができます。
その上咽頭の粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態の病気が慢性上咽頭炎と言われ、投薬などの治療では完治が難しいようです。
そこでできたのがこのEAT(上咽頭擦過治療)です。
炎症を起こしている上咽頭の粘膜を塩化亜鉛溶液を染み込ませた綿棒で直接擦ることで炎症で脆くなった粘膜を一旦壊しながら再生をさせていくというものですね。
以前は「Bスポット治療」とも言われていたようです。
詳しくは下記サイトに説明されています。
EATは後遺症に効果があるのか?
後遺症のうち、嗅覚・味覚障害と言われますが実際は嗅覚異常が悪さしていると考えられています。
実際にみなさんも鼻詰まりなどで匂いを感じなくなると、何を食べても味がしなかった経験があると思います。ですので嗅覚異常が改善されれば味覚も改善する可能性があります。
またEATは新型コロナウイルス禍が始まる前よりある治療法で、鼻の奥の粘膜の治療法ではありますが、当時から全身症状が改善することが知られています。
先程もご紹介したサイトにも詳しく掲載されていますが、一部抜粋させていただきますと、
慢性上咽頭炎が関与しうる疾患と症状
上咽頭炎による直接症状(放射痛を含む) 咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、首こり、肩こり、頭痛、耳鳴り、舌痛、歯の知覚過敏、多歯痛、顎関節痛など 自律神経系の乱れを介した症状 全身倦怠感、めまい、睡眠障害(不眠・過眠)、起立性調節障害、記憶力・集中力の低下、過敏性腸症候群(下痢・腹痛など)、機能性胃腸症(胃もたれ、胃痛など)、むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、線維筋痛症など 病巣炎症として免疫を介した二次疾患 IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎など 堀田修 「道なき道の先を診る」2015年. 医薬経済社
コロナ後遺症やワクチン後遺症と言われる症状に似ていませんか?
- 頭痛
- 耳鳴り
- 全身倦怠感
- めまい
- 記憶力・集中力の低下
- 過敏性腸症候群
- 慢性疲労症候群
- 線維筋痛症
- 慢性湿疹
実際に医師も後遺症にEATが効果的かもしれないと発信されていますね。
またEATを定期的・継続的に行うことにより、新型コロナウイルスの受容体発現を低下させる可能性があるという研究結果も出ています。
福岡歯科大学の研究で、2022年1月にプレスリリースされています。
https://www.fdcnet.ac.jp/col/files/uploads/pressrelease20220111.pdf
EATは痛い!?
EATは痛い!?って聞くけどどうなの?
上咽頭の粘膜が炎症を起こしている場合は
超痛い~~!!
です(笑)
炎症で弱っている粘膜を遠慮なくゴシゴシしますので当然ながら痛いです。
痛いってことは上咽頭炎がひどいということです。
ですがここは治るために我慢です!!
私の友人がコロナとは関係なくEATを受けて来ましたが、やはり慢性上咽頭炎だったらしくかなり痛かったようです。
どんなに患者が痛がっても容赦なくEATをしてくれる医師が名医です(笑)
手加減をするとそれだけ擦れていない粘膜部分が残ってしまいますので、心を鬼にしてEATします(笑)
実際友人は痛いことと、炎症がひどいときは術後に鼻血がダバ~~っと出ることを聞いていましたので、新品の箱ティッシュを装備していきいました!
結果、箱ティッシュの半分を使用したようです・・・(笑)
数日じんじんと鼻の奥が痛かったようですが、落ち着けばなんともないようです。
現在では治療が進んで、上咽頭の炎症もほとんど治まったので、綿棒グリグリされてもあまり痛くは無いようで、もちろん術後に鼻血が出ることもほとんどなくなったようですよ。
まぁ、この痛みと鼻血の話が出るので、なかなかEATを受ける勇気がわかないんですけどね。
仙台でEATを受けることができる病院は?
EATは慢性上咽頭炎の治療法の一つですので、耳鼻咽喉科で受けることができます。
が、しかし、耳鼻咽喉科でもEATをやっていないクリニックもありますし、また「心を鬼にして・・・」ってやってくださる医師も選ばないといけません。
幸運なことに仙台にはEATの専門家の医師がいますよ!
「堀田 修クリニック」
その方が堀田修先生です。
友人もここに通って治療を続けています。
ホームページはこちらです。
- 診療時間
8:30 〜11:30(新患は10:00 まで)
13:30 〜17:30(新患は15:00 まで)
木・土の新患受付は8:30 〜9:00 - 休診日 木午後・土午後・日・祝祭日
- 要予約
長町三好耳鼻咽喉科医院
こちらの病院でもEAT(Bスポット療法)を行っています。
ホームページはこちらです。
- 診療時間 月〜水・金9:00〜12:00
14:30〜18:00
土9:00〜12:00 - 休診日 木・日・祝祭日
- 予約不要(オンラインでも当日順番予約ができます)
東北医科薬科大学病院 腎臓内分泌内科
EATを行い慢性上咽頭炎を改善させると一部の腎臓病も寛解することがわかっています。
ですので【腎臓内分泌内科】でEATが受けられるようです。
ただし、こちらの病院では腎臓病に関してのEATのみで、腎臓病が無い方の慢性疲労や後遺症での受診はできないようです。
まとめ
ロングコーヴィット(Long Covid)と言われている新型コロナ感染症の後遺症の治療法となりうる可能性が高い方法がEAT(Bスポット療法)です。
また公式には認められていないワクチン後遺症に関してもEATで改善したという報告もあります。
大変刺激的な治療法ですが、鼻血が出る、かなり痛いというデメリットくらいですので、後遺症でお悩みの方は上記の医師に相談をしてみるのも一つの手だと思います。
正直今回の後遺症に関しては研究が進んでいないものでもありますのでわからないことが多いです。
しかし、手探りでも効果が高い方法が見つかりつつあるので試してみるのも良いと思います。
またEATは保険がききますので、治療費もそこまで高額ではありません。
友人は2回目以降のゴシゴシ擦るだけだと数百円の治療費だったと言っていましたよ。
状態により、変わると思いますので、まずはお問い合わせをしてみてください。
後遺症で悩まれている方々が一日も早く回復されることを祈っております。
コメント