仙台は西公園北側に展示されている蒸気機関車は実は本物の蒸気機関車だったとご存じですか?
旧国鉄から譲られた貴重な蒸気機関車だったのです。
しばらくは雨ざらしの展示となっていましたので、痛みもありひどい状態になっていましたが、数年前に屋根が付き、また蒸気機関車自体も修繕されたため、現在では奇麗になっています!
しかも、この蒸気機関車が西公園に展示されることになったのは、小学生からの手紙がきっかけだったのです!
西公園の蒸気機関車
当時、国見小学校2年生のタキウラ君が旧国鉄に手紙を出したことがきっかけで、貴重な蒸気機関車を仙台に譲ることになりました。
仙台駅から青葉通りを経由して、蒸気機関車を移送する様はお祭りとなり、移送中の蒸気機関車の隣をタキウラ君が一緒に歩いていたようですよ。
この蒸気機関車も「C601」という現存する最後の1台というから驚きです!
そんなに貴重なものだとは思っていませんでした!
西公園の【C601】蒸気機関車
西公園に設置されている蒸気機関車が本物で実際に走っていた蒸気機関車ということはわかりました。
本当に貴重な汽車であり、国内に現存する唯一のC60形の蒸気機関車ということです!
車歴は、
- 昭和17年10月にC59形式27号機として製造され、米原、姫路などに配属され、東海道本線、山陽本線で活躍
- 昭和28年11月に国鉄浜松工場でC60形式に改造された1号機となり、尾久を経て盛岡に配属
- 昭和43年9月まで盛岡機関区を中心に東北本線、奥羽本線で活躍
重量は、
機関車(空車)74.380t
炭水車(空車)21.900t
長さ21.360m,幅2.936m,高さ3.980m
西公園に設置されるようになった経緯は、昭和43年に東北線が全線電化(現在の電車になる)されることに伴い、蒸気機関車が不要になりました。
そのことを知った、当時の国見小学校2年生のタキウラ君が国鉄東北支社に手紙を送ったことがきっかけで仙台市に貸借されることとなったようです。
場所はここですよ!
近くには予約制ですが、仙台の煉瓦下水道の見学入り口もありますよ。
当時の貴重な映像をYouTubeにアップしてくださっていましたのでご覧ください。
蒸気機関車の移送も日中にイベントとして行われたようですね!
まとめ
昭和43年というと生まれる前ですので、この蒸気機関車にそのような謂れがあるとは知りませんでした。
失礼ながらオブジェとしてレプリカだと思っていましたが・・・国内に現存する最後の1台ということで、かなり貴重なものだと知りましたよ!
驚きで思わず記事にしました。
これからは大切にしていきたいですね。
これほどまでに貴重な蒸気機関車なのですが・・・運転席に自由に入れます!
ボディも触り放題です。
そのような状態だからレプリカだと思ってたんです!
しかも雨ざらしでしたしね・・・。
今は屋根が付いたから良いですが、一時はボロボロでしたから・・・。
岩手の中尊寺金色堂も昭和の半ばころまでは、間近で見ることができたそうですので、(今は劣化や保護のために近づけない)西公園の蒸気機関車【C601】も将来的に厳重な保護になるかもしれませんから、今のうちに運転席などに入ってみておいた方が良いかもしれませんよ!
もちろん写真撮影し放題です!!(笑)
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