読書感想文、苦手だなぁって思っている人も多いんじゃないでしょうか。本を読むのが好きな人でも、感想文となるとちょっと気が重くなりますよね。でも、実は読書が苦手な人こそ、独自の視点で面白い感想文が書けるんです。
今回は、読書嫌いの人でも楽しく読書感想文を書くコツをご紹介します。無理に本を読み込む必要はありません。自分なりの感じ方を大切にすれば、先生や周りの人を驚かせるような感想文が書けるかもしれませんよ。
読書感想文に悩んでいる人、必見です。これを読めば、あなたも読書感想文マスターになれるかも!それでは、さっそく攻略法を見ていきましょう。
1. 本選びが重要!自分に合った本を見つけよう
読書感想文で最初の難関は、本選びですね。読書嫌いの人にとっては、どんな本を選んでいいか分からないかもしれません。でも、ここが実は一番大切なポイントなんです。自分に合った本を見つければ、読書も感想文も楽しくなりますよ。
まずは、自分の興味のある分野の本を探してみましょう。スポーツが好きな人はスポーツ選手の自伝、音楽が好きな人はミュージシャンのエッセイなど、趣味に関連した本なら読みやすいはずです。また、漫画や絵本、写真集なども立派な読書材料になりますよ。
本屋さんや図書館で、表紙や帯、最初の数ページを読んでみて、面白そうだと思った本を選んでみてください。無理に難しい本を選ぶ必要はありません。自分が楽しめそうな本こそ、良い感想文の材料になるんです。
おすすめのジャンル
読書嫌いに本を読めと言っても難しいですよね?
夏休みの宿題に出される読書感想文は、ぶっちゃけてしまうと規定の枚数以上原稿用紙を埋めてあればよいのです。
宿題を提出したということでとりあえずはOK。
だからこそ自分で読める本を選ぶことが大切ですね。
- ライトノベル
- 詩集
- 短編小説集
- 雑学本
- 料理本
- 漫画本
私の友人に漫画本(コミックス)を読んだ読書感想文を提出した人がいましたよ。
夏休みの宿題ですから先生も受け取っていましたね。評価はどうだったのかは知りませんけど、未提出ややり直しにはなっていませんでしたね。これも先生によるんでしょうけどね。
ちなみに私はシャーロックホームズで書きましたよ(笑)
2. 感想文は「正解」がない!自由に書こう
読書感想文に苦手意識を持つ人の多くは、「正しい」感想を書かなければならないと思い込んでいるんですよね。でも、実はそんなことはないんです。感想文に正解はありません。あなたの率直な思いこそが、最高の感想文になるんです。
評価が欲しい場合は中身が必要ですが、正直、学校の授業でさえ「読書感想文の書き方」って具体的に教わってないですよね?
まずは本を読んで感じたことを、素直に書いてみましょう。面白かったところ、つまらなかったところ、分からなかったところ、すべてOKです。「こんなことを書いたら恥ずかしい」なんて思わないでください。むしろ、他の人とは違う視点で書けば、先生や友達を驚かせられるかもしれませんよ。
感想文を書くときは、友達に話すように書いてみるのがおすすめです。難しい言葉を使う必要はありません。「なんか、この主人公ムカつくんだよね」とか「この場面、すごくドキドキした!」といった素直な感想で十分なんです。
感想文で書けるポイント
いきなり感想文を書いて!と言われても何を書いてよいかわかりませんよね?
「その作品全体の感想を」と考えると難しくなりますよね?
「面白かった」「つまらなかった」という感想で終わってしまいます。
作品全体と考えると難しくなるので、自信が印象に残っているシーンや章に絞って書いてみるのが良いと思いますよ。
具体的に上げると
- 登場人物の行動や性格について
- 印象に残ったシーン
- 本を読んで考えたこと
- 自分の経験と重ね合わせたこと
- 本の内容に対する疑問点
などですね。
3. 全部読まなくてもOK!気になったところだけでも
「本を全部読まないと感想文が書けない」なんて思っていませんか?実は、そんなことはないんです。むしろ、気になったところだけを深く読んで、そこから感想を膨らませる方が面白い感想文が書けることもあるんですよ。
例えば、冒頭の数ページだけを読んで、そこから想像を膨らませるのも一つの方法です。「この後、どんな展開になるんだろう?」「主人公はどんな冒険をするんだろう?」といった予想を書くのも面白いですね。
また、本の中で気になったフレーズや文章があれば、そこだけを取り上げて感想を書くのもアリです。「この言葉、すごく心に響いた」とか「この表現、よく分からなかった」といった素直な感想から始めて、どんどん膨らませていけばいいんです。
部分的に読むコツ
夏休みの宿題レベルの読書感想文だと原稿用紙数枚分も書けば十分だと思います。
その量ですと作品一本分の感想は書ききれませんよね。
そこを逆手にとって、気になったシーンや章を重点的に読み、その部分の感想に特化して読書感想文を書けばよいのです。
部分読みのコツ:
- 目次を見て興味のある章だけ読む
- 興味のある章に関係しそうな部分を追加で読んで理解を深める
- 挿絵や写真から想像を膨らませる
- 帯や裏表紙の紹介文を参考にする
- 本の最初と最後だけを読んでみる
4. 感想文の型を活用しよう!書き方に困ったら
いざ書こうと思っても、何から書けばいいか分からないという人も多いですよね。そんなときは、感想文の型を活用するのがおすすめです。型があれば、書くべきポイントが明確になって、スラスラ書けるようになりますよ。
基本的な型は、「あらすじ」「印象に残ったこと」「考えたこと」「まとめ」の4つです。まず、本の内容を簡単に紹介します。次に、特に印象に残ったシーンや登場人物について書きます。そして、本を読んで考えたことや感じたことを述べます。最後に、全体的な感想をまとめれば完成です。
この型を使えば、スムーズに感想文が書けるはずです。でも、必ずしもこの順番でなくてもOKです。印象に残ったことから書き始めて、あとからあらすじを足すなど、自分が書きやすい順番で進めてください。
感想文の基本的な構成
感想文を書くときには、以下の基本的な構成を参考にすると良いですよ。具体的な段落ごとに分けて説明しますね。
感想文の基本的な構成:
- あらすじ(100字程度)
- 印象に残ったこと(200字程度)
- 考えたこと(300字程度)
- まとめ(100字程度)
物語文(小説など)の場合はこのような構成でよいと思います。
論説文やビジネス書、自然科学や雑学本などの場合は「あらすじ」というのは難しいですよね?
その場合は、感想文の初めの部分に「なぜこの本を読もうと思ったのか?何にひかれてこの本を読んだのか?」について書くと良いでしょう。
「本の内容に興味を持った」でも良いでしょうし、「ブログやSNS、Youtubeで紹介されていて気になった」でもよいと思います。
その読む動機にプラスして「どういうことが書いてある本なのか?」の簡単な紹介も付け加えると文字数を稼げますよ。
あらすじ(100字程度)
最初に本のあらすじを書きます。あらすじは、物語の流れを簡潔にまとめることがポイントです。主人公がどんな人物で、どんな出来事が起こるのかを簡単に説明しましょう。
例えば、「この本は、主人公が新しい学校に転校してからの成長を描いた物語です。新しい友達との出会いや、部活動での挑戦を通じて、主人公が自分自身を見つけていく姿が描かれています。」のように短くまとめます。
印象に残ったこと(200字程度)
次に、特に印象に残ったシーンや登場人物について書きます。具体的なエピソードを挙げて、そのシーンがなぜ印象に残ったのか、自分の感想を述べましょう。
「一番印象に残ったのは、主人公が初めての部活動の試合で失敗してしまうシーンです。自分のミスに落ち込みながらも、仲間の励ましを受けて再び立ち上がる姿に感動しました。仲間の支えの大切さを感じました。」のように、具体的に書くと良いですね。
考えたこと(300字程度)
本を読んで考えたことや感じたことを書きます。自分の経験と重ね合わせて考えたり、登場人物の行動に対してどう感じたかを書きましょう。
「主人公が困難に立ち向かう姿を見て、私も自分の挑戦に対してもっと勇気を持とうと思いました。特に、困難な状況でも諦めずに努力を続けることの大切さを学びました。私も同じように、諦めずに自分の目標に向かって頑張りたいです。」と、自分の考えを具体的に述べます。
まとめ(100字程度)
最後に、全体的な感想をまとめます。本を通じて学んだことや感じたことを一言でまとめましょう。
「この本を読んで、仲間の支えと努力の大切さを改めて感じました。これからも、どんな困難があっても諦めずに頑張りたいです。」と、感想を簡潔にまとめます。
以上のように、感想文の基本的な型を使うことで、スムーズに文章を書けるようになりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
5. 先生や友達に相談しよう!アイデアが浮かばないときは
どうしても感想文のアイデアが浮かばないときは、一人で悩まずに周りの人に相談してみましょう。先生や友達、家族など、誰でもいいんです。他の人の意見を聞くことで、新しい視点が得られるかもしれませんよ。
「宿題だから先生に聞いてはいけない。」と考えがちですが、先生は教えるためにいるわけですから質問してよいんですよ!
夏休み中だと先生にあることはできないでしょうが、部活動などで学校に来ているタイミングがあったりします。その時に質問してみるのも良いですよ。(学年の違う国語の先生に聞いてみるのも面白いですよ)
例えば、「この本のここが分からないんだけど」とか「この登場人物の行動、どう思う?」といった質問をしてみるのもいいですね。相手の答えをそのまま書く必要はありません。その意見を聞いて、自分なりの考えをまとめればいいんです。
また、インターネットで他の人の感想を読んでみるのも参考になります。ただし、丸写しはNGですよ。あくまでもヒントとして活用し、最終的には自分の言葉で表現することが大切です。
相談するときのポイント
- 具体的な質問をする
- 相手の意見を否定せずに聞く
- 自分の考えと比較してみる
- 感想文に反映させる前に、もう一度自分で考える
読書が苦手な人への禁断の裏技
読書が苦手な人って、とにかく文字を読むのが嫌!ということが多いと思います。
映画やアニメ、ドラマを見ることはできる、漫画も読めるのに文字だけの本は読めない・・・
活字慣れしていないから読むのがつらくなると言われますね。
そんなあなたにおすすめの禁断の裏技があります。
それが・・・
スマホアプリを使う!
ということですね。
禁断の裏技アプリ
読書が苦手の人へおすすめのアプリが「小説を聞こう」というアプリですよ。
AmazonのAudibleも良いですが、無料でできるということでこの「小説を聞こう」をおすすめします。
〇Apple iPhone
〇Android
このアプリはweb小説を読み上げてくれるアプリでメインは「なろう小説」や「カクヨム」などですが、小説の検索画面で下にスクロールしていくとなんと!「青空文庫」もあるんですよ!
「青空文庫」には読書感想文や国語の試験によく出る文学作品が公開されています。夏目漱石や鴨長明、福沢諭吉などの作品がありますので、これらを自動音声で聞くことができるのは楽ですよね。
青空文庫とは?
青空文庫は、インターネット上の電子図書館として、多くの文学作品を無料で提供しています。
1997年に創設され、その目的は著作権が消滅した作品や、著者が公開を許可した作品をデジタル化して広く提供することです。
これにより、多くの人々が古典文学や歴史的な文献にアクセスしやすくなりました。
青空文庫の活動は、ボランティアによる入力・校正作業によって支えられています。
青空文庫の目的と役割
青空文庫の主な目的は、公共の財産となった文学作品を保存し、広く一般に提供することです。
特に、古典文学や歴史的価値のある文献をデジタル化することで、次世代に残すことができます。
また、教育機関や研究者にとっても貴重な資料となっており、学術的な研究や教育の現場で広く利用されています。
このような活動は、文化の継承と発展に大きく寄与していますね。
青空文庫の使い方
青空文庫の利用は非常に簡単です。
まず、青空文庫のウェブサイトにアクセスし、トップページから「青空文庫早わかり」を参照すると基本的な使い方がわかります。
作品の検索は、作家名や作品名、さらにはジャンル別インデックスから簡単に行えます。
読みたい作品が見つかったら、XHTML版やテキスト版を選んで閲覧することができます。
また、ダウンロードしてオフラインで読むことも可能です。
このように、青空文庫は利用者にとって非常に便利なツールとなっていますよ。
青空文庫の運営とボランティア活動
青空文庫の運営は、非営利のボランティア組織によって支えられています。
ボランティアは、作品の入力作業や校正作業を行い、新しい作品の公開に貢献しています。
また、青空文庫のウェブサイトの維持・管理もボランティアによって行われています。
このような活動は、青空文庫の使命を実現するために非常に重要な役割を果たしています。
ボランティアとして参加することで、文化の保存と普及に貢献することができますね。
まとめ
読書感想文、案外楽しく書けるものなんです。本を全部読む必要はありません。難しい言葉を使う必要もありません。ただ、自分の素直な気持ちを表現すればいいんですよ。
本選びから工夫して、自分に合った方法で感想文に取り組んでみてください。きっと、新しい発見があるはずです。読書嫌いだった人も、感想文を書くうちに本が好きになるかもしれませんね。
最後に、大切なのは楽しむことです。感想文を通じて、新しい世界に触れる喜びを感じてください。それが、読書の醍醐味なんです。さあ、あなたも素敵な読書感想文を書いてみましょう!
コメント