仙台にあるちょっと変わったスポットをご紹介。
前回「縛り地蔵尊」をご紹介しましたが、「縛り」繋がりで「縛不動明王」を紹介します。
縄でぐるぐる巻にされた不動明王が祀られている場所です。
閑静な住宅地の中にありますので、一見すると通り過ぎてしまいます。
現在鳥居が修復中ですが予算が足りないとのことですので、ご寄付をされますと大変喜ばれるということです。
霊験あらたかな不動明王ですのでお参りに行かれるのも良いと思いますよ!
宮城・仙台のおすすめ観光? ミステリースポット 「縛り地蔵」 | セミヤログ (sendai-miyagi.com)
縛不動明王の場所は?
早速ですが場所はどこかと言いますと、仙台市青葉区角五郎になります。
縄でぐるぐる巻にされている不動明王が祀られています。
I’m at 縛不動明王 https://t.co/PI8V6FQDYi pic.twitter.com/bHowwASEhI
— 小出まこと (@koide200mhz) April 30, 2018
閑静な住宅街の中にぽつんとありますよ。
今日は久しぶりに以前住んでいた仙台市青葉区は八幡町エリアを歩く機会がありました。
写真は角五郎丁通りの縛不動明王さん。左奥、住宅地に突然江戸期のものと思われる石垣が出現するのもこの界隈ならではですね。右奥の商店の看板もいい感じ。江戸から昭和の街並みが今も息づいています。 pic.twitter.com/U5b5y6CsqR— しおがま自然百景 (@mutsu_no_kohzu) September 10, 2023
以前は木製の鳥居がありました。
↑は2017年のストリートビューですが、鳥居がありますね。
2019年には扁額が外れてしまい鳥居が傾いているようにも見えます。
2020年には鳥居が外されていますが、2021年には台座も外されています。
現在鳥居の再建を計画中ということで寄付を募っているそうですよ。
縛不動明王の由来は?
祀られている社に由来が書いてあります。
縛不動明王由来
今から二百余年以前寛政の御代に一体の地蔵様が広瀬川は角五郎丁の河岸に流れついたとき、 近くに住む人達がその石肌に縄を巻きつけたところ悪いことが次々におこったので、 驚いたこの人達は地蔵様を縛り不動明王として祀りその心を柔らげたのです。
明治の初期になって地元の田手利作氏が氏神として祀っていたが、 昭和十年に至り町内の有志が御神体を現在の地に移し酉年生まれと子供の守り神としたのです。
さてこの縛りの姿は人間がこの世を生きてゆくために極めて大切な心構えを示しているのです。
どんなに縛られても即ちどんな苦難に逢おうともこれに耐え忍び素直な心で生きよ、 そして努力せよ。すれば縛不動明王はあらたかな力と勇気とを与えるであろうと諭しているのです。
以来町内の守護神として崇められ御利益は霊験あらたかなものがあります。
地域密着の社であり、お祭りは盛り上がるといいます。
まとめ
「縛り」繋がりということで、ちょっとめずらしい縛不動明王をご紹介しました。
町内の守り神として地域の方から愛されているとのことです。
仙台はお不動さんと縁があるようで、広瀬川沿いにもう一つ「銭形不動」が祀られています。
なんでも伊達家が銭を作るときのデザインに悩んでいたときに不動明王が現れて助言をしてくださったそうです。その時の不¥不動明王を祀ったのが銭形不動ということですね。
他にも三居澤大聖不動尊は有名ですし、澱不動尊も板碑「文永十年板碑」で有名な歴史的にも古く貴重なものです。
広瀬川沿いでありますので巡ってみるのも面白いと思いますよ。
コメント