仙台の新型コロナウイルス陽性者数が依然として高い数字となっています。
しかし年代別で見ると構成している割合に変化が出てきています。
3月22日には月曜日ということもあり、陽性者数が一時的に少なくなっていましたが、23日の結果は宮城県で122名と高い水準となっていました。
1週間前の3月15日と3月22日では同じ水準でしたので、火曜日には100名越えになることは予想されていました。
結果にがっかりしたところもありますが、年代別で見ると少し変化が出てきているようですので見ていきたいと思います。
仙台市の日別陽性者数の推移
仙台市の日別陽性者数の推移をグラフにしました。
昨日22日は月曜日ということもあり。全体の人数が減っていました。
これは日曜日には一般の医療機関がお休みなこともあり、全体として検査件数が少なくなっています。
結果として陽性者数も見かけ上減少しています。
23日火曜日となり、月曜日から医療機関での検査も行われることから、検査件数が増え、陽性者も実態に合った数値となっています。
やはり宮城県内で122名と高水準であったことに落胆はしましたが、年代別の構成割合の変化がありましたので、これが何を意味するのか考えたいと思います。
当然ながら、明日以降の推移によっても全く意味が変わってくると思いますので、暫定的な考察となります。
23日の年代別の陽性者数の推移は?
年代別の陽性者数の推移のグラフを見てみましょう。
22日のデータはとりあえず無視して、21日のデータと比較します。
20代と30代において、少し減少しています。
40代は同水準を維持しています。
70代で増加傾向だったのが、21日と比べると減少しています。
高齢者福祉施設でのクラスターが発生しているようですので、80代も微増しています。
50代と10歳未満、10代も微増していますね。
まとめますと、
- 微減
20代、30代、70代、90代 - 変わらず
40代 - 微増
10歳未満、10代、50代、60代、80代
明日以降の状況を見てみませんと分かりませんが、20~40代の方の行動が変わってきたのかもしれませんね。
10代の方が陽性者数が増えていますが、仙台市の資料を見ると、「仙台市内患者の検査対象者」とあるので、数日前に陽性者が出た学校に通うお子さんかもしれませんね。ただ「10代」と言いましても小学生から大学生・社会人までが10代ですのでどのグループに属するかが難しいです。
仙台市の資料でも職業が「調査中」になっていますのでわからないんですよね。
仙台市も調査が終わったら公開資料も更新してくれると良いのですが・・・。
10代未満と10代が増えたのは家庭内感染かと考えましたが、「濃厚接触者」と表示されている方が少ないので、必ずしも家庭内での感染とも言えなさそうです。
微減しましたが、まだ高めの水準にある70代の陽性者ですが、資料をみますと「濃厚接触者」や「検査対象者」が目立ちます。症状の有無に関しては「調査中」が多くてはっきりしません。
まとめ
明日以降の陽性者数の数字によりますが、微減傾向だと良いなという数字でした。
20,30代が減少しましたが、10代と50代で増加傾向になっています。
宮城県で独自に緊急事態宣言が出されたのと、GoToイートを中断したことにより、もしかしたら若い世代での行動に変化が出たのかもしれません。
また、以前は発表資料に「患者ナンバー何番の濃厚接触者や検査対象者」という詳しいデータがあったのですが、最近はただ「濃厚接触者」とだけあります。
個人特定につながらないようにという配慮だとは思うのですが、どういう年齢層で感染傾向があるかなど知るのに必要なデータだったので復活させてほしいと思います。
たとえ感染者が出たとしても、店舗などに責任があるわけではありません!
目に見えないものですし、正直感染もその場所で感染したかはわかりません。
保育園でもクラスターが出ているようですが、どんなに対策をしていても感染する時は感染します。
そもそもコロナウイルスは冬の風邪を引き起こすウイルスです。新型コロナウイルスはその1種で、今までのウイルスに比べると10倍近く感染しやすいと言われているものです。
冬の風邪っていつの間にかひいていますよね?
寝ている時に布団をはいでしまい、お腹を冷やしたら翌朝風邪に罹っていたということもあるほど、どこで、いつ、感染したか分からない病気です。
確かに重症化する人も冬の風邪よりも多いのは事実ですが、クラスターが出てしまったお店(十分感染対策をしていたお店や施設)は不運だったにすぎません。
無暗に責めるようなことはしないでほしいと思います。
手洗いを中心に感染対策をしっかり行っていきたいです!
まだまだ油断せずに推移をみていきたいと思います。
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