仙台市で30代男性、自営業の方が新型コロナウイルス感染ということが7月8日に判明しました。
感染経路は不明と言うことで調査中のようですが、発症前2週間以内に宮城県外に行ったことは無いようです。
またこれまで確認されている感染者との接点も現在のところ確認されていないようです。
患者の状況は?
今回も風邪のような症状が出ており、医療機関を受診したところ、医師から武漢コロナの疑いということで【帰国者・接触者相談センター】に相談があったという経緯のようです。
詳しい経緯はこちらです。
- 7月4日(土) 発熱(38℃)
- 7月6日(月) 咳、痰、倦怠感、呼吸苦
医療機関を受診
医療機関から帰国者・接触者相談センターに連絡- 7月7日(火) 帰国者・接触者外来を受診
- 7月8日(水) PCR検査を実施し、陽性が判明
倦怠感や呼吸苦があることから、普通の風邪ではないと疑われたのだと思います。
現在わかっている範囲で、濃厚接触者が7名いる模様で、順次検査をしていく予定です。
この男性の発症前2日からの行動歴は、
7月2日(木) 出勤、知人と外出
7月3日(金) 知人と外出
7月4日(土) 出勤 → 発熱
という状況です。
症状は重篤な状態ではなく、入院先を調整中です。
風邪のような症状
ここ最近確認された武漢コロナ感染者ですが、多くが風邪のような症状を訴えています。
発熱があって、医療機関を受診したところ武漢コロナ感染の疑いがあり、医師から【帰国者・接触者センター】への相談があるというケースが増えていますね。
ここ1週間ほどの間での県内のPCR検査数も6月30日の103件が一番多くその後は日々20〜60件前後のPCR検査を実施しています。
コールセンター等への相談件数も190〜300件前後で推移しております。
そんな中での陽性確認が1人ということです。
数日置きに感染者が1人2人確認されるということで、今まで感染者が0だったためにまた再流行かと心配になるでしょうが、県外への移動が開始され、県内の車の通行量もコロナ禍以前の状況に戻りつつある状況を見ますと、人の往来も増えていますから、武漢コロナを保持している人との接触可能性も増えているのは仕方がないでしょう。
幸いにして、現在のところ、風邪のような症状ということで、重症化していない人がほとんどなのでそれほど心配は無いと考えられます。
個人的には、高齢者が重症化しやすいということから、6月24日に武漢コロナ感染が判明された91例目の70代女性の経過が気になっております。
7月8日現在のところ、未だに入院中ということですので、重症化せずに無事回復されると良いと祈っております。
この方が重症化せずに、無事退院されれば、現在チラホラと感染が確認されている武漢コロナウイルスは3〜4月に確認されていたウイルスよりも脅威度が低くなっている可能性もあるのではないかと考えています。
コロナウイルスは形が変わりやすいウイルスですので、希望的観測ですが当初のウイルスよりも重症化しにくいものに変わって来ているのではないか?と感じています。
その辺りを専門家に研究してもらいたいですね。
県内で6月よりまた確認され始めた武漢コロナウイルスは、以前に確認されたときと患者の経過が違うように感じるので、今後の研究に期待です。
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