ついに岩手県で新型コロナウイルスのPCR検査陽性者が2人出ました。
ただ、今日はそれだけではなく、今まで岩手県で新型コロナPCR検査で陽性が出てこなかった理由の一端が明らかになりました!
このニュースを見た時に個人的にはゾッとしましたよ・・・。
適正に処理されていたとは思いますが・・・基準を変えた途端に岩手県内からPCR検査陽性が出てきたので、東京オリンピックの延期を決めた途端、東京都でのPCR検査陽性者が増加した時と同じ思いを覚えました・・・。
疑いたくは無いですが・・・小説の読みすぎでしょうか??
岩手県で初の感染者!?
7月29日に岩手県で2人の新型コロナウイルス感染者が判明しました。
それぞれ盛岡市内在住の40代男性と都市内在住の30代男性です。
岩手県のホームページではこの情報までしか掲載されていません。
盛岡市のホームページには詳細が掲載されていましたので抜粋します。
記者会見の様子はこちらです。
盛岡市40代男性
盛岡市の40代男性は関東地方でキャンプをしてきたということです。
現在無症状ということです。
詳細はこちらです。
行動歴 月日 行動 7月22日(水曜) 自家用車で関東地方のキャンプ場に移動,友人3人と合流 7月23日(木曜)~26日(日曜) 関東地方のキャンプ場に滞在(4人で同じテントに宿泊) 7月26日(日曜) 関東地方のキャンプ場を自家用車で出発,同日帰宅
帰宅途中,食事・トイレ休憩で3か所サービスエリアに立ち寄る※
スーパーに立ち寄り買い物※7月27日(月曜) 出勤(仕事中はマスクを着用)
外食(昼食)※7月28日(火曜) 出勤(仕事中はマスクを着用)
外食(昼食)※上記キャンプに参加した友人1人から新型コロナウイルス陽性者であることが判明したことの連絡を受け,職場に報告後,帰宅 盛岡市帰国者・接触者相談センターあて相談 7月29日(水曜) 帰国者・接触者外来を受診,PCR検査を実施し,検出された ※いずれも立ち寄り先で濃厚接触者はいない
※家族はいるが濃厚接触者ではない
無症状なのになぜPCR検査陽性となったかといいますと、先にキャンプに参加した友人のPCR検査陽性がわかったからのようです。
その友人がもしかしたらもう一人の岩手県内の感染者である宮古市の30代男性かもしれません。
というのは現時点では宮古市のホームページには詳細が掲載されていませんので、確認できませんでした。
他に情報は無いかと探していたら河北新報に記事がありました!
宮古市の男性は盛岡市の男性とは関係なさそうです。
盛岡市の男性は22日に自家用車で関東地方のキャンプ場に向かい、県外の友人男性3人と車中泊。23~26日は4人で同じテントに泊まり、26日に帰宅した。
27日にせきなどの症状があり、28日に同行者の1人から陽性の連絡を受け、29日に帰国者・接触者外来を受診した。県内の感染症指定医療機関に入院し、少なくとも職場の同僚5、6人が濃厚接触者とみられる。
宮古市の30代男性
宮古市の30代男性については、現在のところほとんど情報がありません。
河北新報によりますと、
宮古市の男性は、27日に市内の地域外来検査センターで検査を受け、29日に感染が確認された。症状や行動歴は調査中。
ということで、現在調査中につき、詳細が分かっていないため情報が無いようですね。
おそらくですが分かり次第、宮古市のホームページには掲載されると思います。
重篤な状態では無いとのことですので、悪化せず回復されることを祈っております。
行動歴が発表されました。
(1)発症2日前からの行動歴
- 7月21日(火) ・発熱。 ・自家用車で盛岡市の医療機関Aを受診(車内から電話で遠隔 受診、マスク着用)。
- 7月25日(土) ・帰国者・接触者相談センターに電話連絡の上、自家用車で、 盛岡市の医療機関Bを受診(マスク着用)。
- 7月27日(月) ・症状が継続することから、市内の医療機関Cの医師の紹介を 受けて、宮古市地域外来・検査センターにおいて、同日、PC R検査を実施。
- 7月29日(水) ・PCR検査結果、陽性と判明し、同日、感染症指定医療機関 へ入院。現在、軽症という診断。
(2)発症14日前からの行動歴
7月16日(木)
- 県外の取引先2名と事務所で打合せ(マスク着用)。
- 自家用車で移動し、盛岡市の飲食店2か所で会食(県外の取 引先2名、県内の取引先2名、本人の計5名)。
- 盛岡市のホテルに 1 名で宿泊。
発症前14日間の県外、海外渡航歴なし。
誹謗中傷は絶対にダメです!
岩手県では、ついに新型コロナウイルス感染者が出たということで、かなりの話題になっているようですが、それに伴って患者を特定し、職場などに嫌がらせの電話や暴言を吐くなど著しい誹謗中傷を行う輩が出ているようです。
コロナウイルスはもともと季節性の風邪(秋冬によく罹る風邪)を引き起こすウイルスで珍しくも無いです。
風邪の10〜15%(流行期35%)の原因を占める原因がコロナウイルスだと言われています。
誰でも罹る可能性がある病気ですから、患者を責めるのはナンセンスです。
そうやって一方的に患者や、集団感染が起きてしまったお店・企業・施設などを責めるのはおかしいです。
そんなことをやっていると、患者さんから貴重な情報を得られなくなりますよ。
罹ってしまったら仕方が無いのです。それよりもどういう行動をして、どこに行ったから感染したのか?という貴重な情報を得られる方が大切です。
どんなに気をつけていても100%防げないのが風邪です。
免疫力が下がっていれば罹りやすくなるのも風邪です。
もしご自分が新型コロナウイルスに感染したら、同じように中傷されたいですか?
自分がやられたら嫌なことは他の人にするのはおかしいですよね?
一緒にこの苦難を乗り越える仲間だと、貴重なデータや情報をくれた仲間だとどうして思えないんでしょうかね?
ましてや、感染して回復してもらえば、集団免疫を司る一員になるわけですから、より終息に向けての第1歩ですよ。
ワクチンも結局はこの集団免疫をなるべく安全に作り出そうとする一つの手段ですからね。
一番は感染して回復した人の方がしっかり抗体ができると言われています。
国民が一丸となって立ち向かわないと伝染病には勝てません!
感染者を仲間外れや目の敵にしていたら勝てませんよ!
協力して立ち向かうことが大切です!
まぁ、このへんはマスコミが悪いと思いますけどね・・・
今も「夜の街関連」だとか「居酒屋」「カラオケ」が悪者のように報道されていますし、某知事もそのような発言が多いですね。
ただの営業妨害でしかないですけどね。
感染を広げる可能性のある業種があるなら、早期にその地域と業種を限定して2週間ほどの休業とその分の補償をしっかりと行うようにしていれば、補償する金額も絞られたでしょうとも思います。
〇〇が悪い!
と責めるのではなく、良い対策法を紹介し見習ってみんなで乗り切るしか無いのです。
岩手県で感染者ゼロだった理由?
本日知ったことで驚きの記事がありました。
それが、
>>これまでは、感染が疑われる事例については、専門委(6人)の合議制で検査の可否を判断していた…
すごいなぁ…#岩手コロナゼロ
【新型コロナ】PCR検査体制拡充 専門委の協議省略可能 岩手県|Iwanichi Online 岩手日日新聞社 https://t.co/8Nkou4gJeL
— ohayosun (@ohayosun1) July 29, 2020
これです・・・
「感染が疑われる事例については、専門委(6人)の合議制で検査の可否を判断していた」
この記事は良く見ますと4月29日の記事でした。ですので3ヶ月前にはこの合議制が絶対な状態は解消されていたようです。
私が今日初めてこの記事の存在を知ったということです。
この記事によりますと、岩手県内に【感染症対策専門委員会】という組織が設置されており、4月29日以前では、感染疑いがある場合でもこの委員会で検査の実施を判断していたようです。
この委員会でPCR検査が必要となって初めて検査が行われていたようです。
確かにこの時期は、1日に実施できるPCR検査の量が限られていましたので、上がってきた要望通りにすべての検査を行うことは困難でした。
ですので優先順位をつけて検査を行う必要がありましたので、その優先順位をつける組織が必要だったことは間違いありません。
ただ、この記事にもありますとおり、4月29日以降はこの体制が緩和されるということでした。
その緩和内容が、
「今後は保健所などに設置されている帰国者・接触者相談センターで、濃厚接触者やクラスター発生が疑われる患者などの場合は、保健所の判断で県環境保険研究センターでの検査が可能となる。」
ということですので、穿った見方をしますと、
「単独や感染経路不明の場合は【感染症対策専門委員会】で合議制で検査の可否を判断する」
とも取れる内容です・・・。
今までも無かったでしょうが、岩手県では感染者がゼロだったわけですから、誰かの【濃厚接触者】ということは他県でPCR検査陽性判明者との濃厚接触でなければなりませんし、少なくとも最初の1人のPCR検査陽性者が出ないと【クラスター発生】は生じないですよね?
ということは、岩手県内だけで考えますと、最初の1人のPCR検査陽性者は、【単独】や【感染経路不明者】であれば、PCR検査の可否は【感染症対策専門委員会】の判断に委ねられるってことともとれますよね?(言葉遊びですが・・・)
そんなことは無かったとは思いますよ?
でも今まで岩手県だけ新型コロナの感染者がゼロっていうのもなかなかねぇ・・・?
4月29日以降も、検査の優先性や緊急性など、帰国者・接触者外来などで判断に迷うケースについては、引き続き専門医で協議し、同センターか民間検査機関で実施するかを決定するということですので、この【感染症対策専門委員会】は解散せずにPCR検査が必要かどうかを判断していたようですね。
今でこそ宮城県内ではPCR検査体制に余裕が出ていますので、ある余裕を持って新型コロナに感染疑いのある方々には検査を受けてもらっているようです。
ただ4月頃はまだまだ検査体制が整っていなかったため、宮城県でもコールセンターに医師が持ち回りで常駐し、判断の手助けをしていたと記憶しています。
それと同じことを岩手県でも行っていただけだと思いますよ?
小説の読み過ぎか、なんだか変なストーリーが・・・気にしないでください。
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