7月16日に判明した東北工業大学の学生の集団感染において、検査結果待ちだった4名の結果が出た模様です。
残念ながら3名の感染が判明しました。
これで7月6日に行われた学生の宴会での感染者は全部で15名となりました。
感染の経緯は?

Free-PhotosによるPixabayからの画像
7月6日に仙台市内のバーベキュー形式で自分たちで食材を焼いて食べることができるお店で約3時間ほどの飲酒を伴う宴会が催されました。
参加者は全部で18名ですべて東北工業大学の男子学生ということです。
その後6名ほどで二次会でカラオケ店に行ったという情報もありますが調査中です。(7月16日仙台市の記者会見より)
発覚の経緯は
県内110例目の発症日は7月9日となっていまして、感染可能期間はその2日前の7日からと現段階では規定されています。
110例目の感染者の発症日から遡って2週間の行動歴を調査している中で、様々な行動がありましたが、まず目立つ多人数(18名)での宴会開催ということで調査をすることになりました。(7月16日仙台市記者会見より)
その調査の中で宴会の参加者の数名に何らかの症状が出ていることがわかり、急遽、宴会参加者全員のPCR検査を行うことになりました。
結果として、すでにご存知のように7月16日に11名の武漢コロナ陽性と2名の陰性が判明し、7月17日には3名の陽性がわかりました。
残り1名に関しては記者会見でも情報がありませんでした。
追記:飲食店のスタッフについて
7月18日の河北新報によりますと、この飲食店のスタッフの内、店内での接客時間が長かった3名を濃厚接触者とし、検査を行うことになったようです。
また18名の学生合わせての濃厚接触者はアルバイト先も含んで38名確認されているということです。
そのうち7名が既に陰性であることが確認されています。

また、東北工業大学学生の宴会参加者15名に関する濃厚接触者数ですが7月20日時点で87名という人数に達しています。
この中で、県外在住者2人を含む4人が陽性、79人が陰性と分かり、県外在住1人を含む残り4人は「濃厚接触はない」などと主張し、検査に応じていないという。(7月22日)


検査に応じないってどういうことなんでしょうか?
忙しくて検査に行く時間がないのか?
やましいことがなければ検査を受けると思うのですが・・・。
県内127例目〜129例目の状況は?
詳しい病状や行動歴、それぞれの濃厚接触者については現在も調査中ということで公表されていません。
これは先日判明した他の11名に関しても同じです。
ただ本日判明した3名に関しては無症状という情報もあります。(仙台放送ニュースより↓)
3名ともそれぞれの詳しい経過や行動歴は調査中ということで、検査日も同じことから同じ内容の経過が発表されています。
- 7月 6日(月) 仙台市内患者79とともに仙台市内飲食店を利用
- 7月14日(火) 仙台市内患者79の陽性を確認
積極的疫学調査の為、仙台市保健所より連絡- 7月16日(木) 帰国者・接触者外来を受診
- 7月17日(金) PCR検査を実施し、陽性が判明
行動歴
- 7月14日(火)以降は自宅待機していた。(その他については調査中)
感染していることは誰にもわからない
今回たまたま宴会に武漢コロナウイルスを保持していた人が混ざっていたのか?それとも全く他の感染源があるのかもわかっていません。
極端な話では、サラダ等生で食べるメニューに武漢コロナウイルスが付着していてそれで感染が拡がった可能性もあります。
先に武漢コロナ感染が判明した県内110例目の学生にしても初の症状が出た日が7月9日です!
7月6日の時点では何の症状も出ておらず、ご本人もまさか感染しているとは思わなかったでしょうし、それこそ先の極端な話では無いですが、生野菜サラダにウイルスが付着していたとか、あるいは妄想的な話になりますが、お店の「おしぼり」にウイルスが付着していて、食事前に皆さんで手を拭いた時にウイルスが付着したということも考えられます。(そうなればテロのようなものですね)
私はこの学生たちは全く悪くないと思います!
自分がこの立場や状況にあったとして・・・仲間の多くが武漢コロナに感染するということを見越して想像する事ができるか?と言いますと、正直無理としか言えません。
飲食店さんも売上が激減している中でのお客さんというのは大変うれしかったと思いますよ!
ちらほら宮城県で再び感染者が出ていたのは事実ですが、実際、51日ぶりに新規感染者が判明した6月18日から、宴会開催日の7月6日までに宮城県内で判明した武漢コロナの感染者は10名だけです。
県内人口が約230万人居る中で10名だけですよ!
県内人口は約230万人である(2020年5月1日の推計人口)
この10名のうち誰かに出合う確率(厳密に言えば違います。イメージしやすいように使います)は23万分の1としますと、宝くじの「ミニロト」で1等1,000万円(理論値)が当選する確率が16万9,911分の1です。
「ミニロト」で1等を当てるよりも難しいという数字になります!
(実際は知人友人関係者じゃないと一生出会うことのない人のほうが多いですよね。また偏りもあります。仙台市内から出ないある1人には、石巻市内から出ることの無い人は出会うことができませんからね。)
そんな中で感染者と会うのが怖いから外出や飲食店に行くことをやめるというのは・・・変じゃないですか?
(とはいえ、私も理屈ではそこまで神経質になる必要はないと思いながらも、不要不急の外出は控えていますが・・・大丈夫だとは思うんですけど、罹りたくはないですからね)
つまり何が言いたいかといいますと、
この学生たちを非難したり、責めたりするのは違うということです!
誹謗中傷絶対ダメです!
罹ってしまったのは仕方が無いです。
そしてある程度迅速に県や保健所も動きましたので、これ以降の感染拡大は最小限で防げそうだという見通しもあります。
下手に隠して後手にまわり感染を拡大させるよりも、こうして正直に公表して情報を共有することが大切です。
これでまた、(残念ながら)大皿料理でワイワイ楽しく宴会ということが感染リスクとなることがわかりましたので、それこそ貴重な情報です。
ここからは専門家の出番で、今回のケースをしっかりと分析をしてもらいたいですね。
この集団感染の感染源が何なのか?
感染経路は大皿料理を直箸で取り分けたためなのか?それとも他にトイレのノブやたとえだおしぼりや布巾の使い回しのせいなのか?
いろいろと分析をすることができると思います。この調査に協力してくれている学生たちに感謝です!
無症状が多いという情報もありますが、皆さんが1日も早く回復し日常生活に戻れることを祈っています!
感染の拡散が早すぎることが謎です。
単純に110例目の学生がウイルスを持ち込んで拡がったと考えると楽なのですが、他の学生の発症日がわかれば少し予想ができるとは思うのですが・・・公表はされない気がします。
コメント