7月16日に20代男子学生11名の新型コロナウイルスの感染が判明した。
詳しい行動歴などは現在も調査中であるが、PCR検査の結果陽性が判明しているのが、県内110例目の学生も含めて12名にのぼる。
東北工業大学の学生?
110例目を含めまして12名の学生が東北工業大学の学生だということは大学側がHP上で明らかにしています。
新型コロナウイルス感染者の発生について(第2報)
7月16日(木)、新たに本学学生11名が新型コロナウイルスに感染していることが判明いたしました。
在学生、ご家族をはじめ、関係者の皆さまに多大なご心配をおかけすることとなりましたことを深くお詫び申し上げます。
本学としては、引き続き状況調査を進め、市内の関連機関と連携して、本学に設置している新型コロナウイルス感染症危機対策本部を中心に、全学的に必要な措置を講じることともに、最新の情報を随時お知らせいたします。
なお、7月14日(火)に陽性となった学生と、本日、陽性が判明した学生は、7月6日(月)に仙台市内の飲食店において食事を共にしておりました。
当該学生の内、5名が7月7日(火)(一部実験・実習科目の対面授業開始後)以降も学内に入構しており、そのうち4名は対面授業を受講し、1名は学内で自習しておりました。5名の学生の学内での動向等についてはポータルサイトでお知らせいたします。※今回のケースにおいて、教室で授業を受講していた学生については、保健所より、「濃厚接触者」に該当しないとの回答を受けております。
※今後も継続して保健所等からの指導に基づき必要適切な対応を行い、該当学生をはじめとする全学生、教職員の健康観察を継続します。
※感染者やそのご家族の人権尊重と個人情報保護に、ご理解とご配慮をお願いいたします。本学では、感染防止対策として遠隔授業を中心とした教育活動を実施しており、キャンパスへの入構の際は、密にならないよう配慮した環境と体制で運営し、キャンパス内の感染予防策(換気、消毒対応等)を日々徹底しております。
今回の事態を踏まえ、今後も感染拡大防止対策の徹底を図り、安全安心な教学環境の提供に全力をあげて取り組むとともに、このたび感染が確認されました学生の一刻も早い回復を願っております。
いずれの学生も重篤な状態ではないということで、一つ安心ですね。
また、武漢コロナには誰もが感染する可能性があります。感染した場合このように情報をすぐに共有できることが大切です。
伝染病には地域一丸となって対応していくものです。感染はどんなに頑張っても目に見えないものですので防ぎきれません。
感染したのが悪いのではなく、重症化するまで放っておくのが悪いです。
むしろ感染して無事生還してくれることは有り難いことですよ!
感染症は集団免疫といいますか、その集団の45〜60%の人間が免疫を持ち、その感染症に罹らない(罹りにくい)状態になって初めて集団全体がその病原体に対して抵抗力を発すると言われています。
免疫を持つためにはその病原体に感染して勝たなければなりません!
ワクチンの開発もありますがそれまでには時間がかかりますので、それまでの間に対抗する手段は感染して免疫を獲得する他ありません。
今回の集団感染は感染源がまだわかりません。
また先に感染が確認された県内110例目の患者も宴会が開かれた7月6日は体調不良が出る前でした。
そのような状態でまさか自分が武漢コロナに感染しているとは思いませんよね?
であれば日常的な行動(宴会や集会)をとっていても何ら責められることではありません。
誹謗中傷はやめましょう!
今回の件も含めまして、感染者や武漢コロナの治療に携わる方々に対し誹謗中傷をすることは大きな間違いです!
そんなことを言っているあなたもいつ罹るかわからないのが伝染病ですよ?
ご自分が感染した時にそのような誹謗中傷をされたいですか?
患者さん本人も武漢コロナで大変な思いをしています。昨今の行き過ぎた報道で自分も重症化するのではないか?最悪命にも関わるのではないか?大好きな家族や友人・恋人にもうつしてしまっているのではないか?と不安にもなっています。
そんな人を責めるというのは大きな間違いですよ!
どのような行動をして感染をしてしまったのか?という情報を教えてくれる貴重な存在です。
その行動を分析して、如何に感染を防ぐのか?どういう行動は感染しやすいのか?などについて分析できる貴重な情報です。有り難いです。
その情報を受けて、ますます予防に役立てられますので、とにかく感染者の方々には無事に回復して一日も早く日常に戻れますことを祈っております!
そして彼らは免疫を獲得するでしょうから、今度は日本一武漢コロナに対しては安全な人々となるのです!
そのためにも今はしっかりと養療し、ぶり返さないように体力をつけてきちんと武漢コロナを退治してくださいね!!
宴会で感染か?

Free-PhotosによるPixabayからの画像
県内110例目の学生は7月9日から症状が出始めました。感染可能期間として定めているのが発症の2日前からとされています。
インフルエンザやSARSなどは発症後からウイルスをばらまくという研究結果から発熱などの症状が出てから隔離すれば十分にウイルスの拡散を防ぐことができました。ウイルス感染症というのは、体内にウイルスが入り込んですぐに回りにウイルスをばらまくようにはなりません。
体内で十分な量にウイルスが増えて初めて周囲にばらまけるようになります。その量に達する前に免疫や体力のある人は増えるウイルスを退治し続けて発症しない量で抑え込むことができます。それが無症状病原体保持者であり、その状態ですとウイルスも体外に出ていく余裕が無いため感染を広げにくいと言われています。
仙台市では疫学調査として、発症前2週間の行動歴についても調査をしています。その中で110例目の学生が7月6日に仲間が集って宴会をしたということが判明しました。
そこで参加者について調査した結果、数人にいくつかの症状が見られることから、今回参加者全員のPCR検査を行ったということです。
宴会を行ったのは、総勢で18名で、市内の飲食店です。
このお店は自分で食材を焼いて食べるバーベキュースタイルのお店のようで、調理済みの料理も一部提供されているとのことです。
7月6日のお店のスタッフは4名いましたが配膳などの短時間の接触のみということで、保健所からは濃厚接触には当たらないとされています。
またこの日は他にお客さんはいなかったということで、これ以上の濃厚接触者は発生しないということで、仙台市は店名を明らかにしませんでした。当該店舗は休業中だそうです。
学生たちは、このお店で約3時間ほど飲酒を含む宴会をし、2次会へは約6名ほどがカラオケに行ったという情報です(現在も調査中:記者会見より)
18名の参加者のうち、110例目を含む12名がPCR検査陽性であり、2名が陰性です。残りの4名については検査結果待ちということです。(7月16日の19:00〜の仙台市の記者会見時点)
追記:3名の陽性が判明しました。
宴会に参加した学生の残り4名の内、3名が新たに陽性である事が判明しました。
詳しい経過や病状は調査中とのことですが、いずれも無症状だということです。

また宴会で利用していた店舗スタッフですが、3名が店舗内で仕事をしていたということで濃厚摂政者としてPCR検査を行うようです。
また学生らの他の濃厚接触者ですが、現時点で合わせて38名 → 45名となるようです。
学生それぞれの状況は明らかにされていませんが、一部の学生のアルバイト先なども含まれるようです。
45名のうちうち県外在住の1人が陽性と確認されましたが、どこの県なのか?など詳しい情報は公表されていません。
今後も行動歴を調査するにあたって濃厚接触者数が増えることも考えられます。


感染者の容態は?
感染者の容態がわかっているのは、現在のところ110例目だけです。
7月16日に判明した11名については調査中ということで詳しい容態は報じられませんでした。
ただ重篤な状態ではないということです。
110例目の経過
- 7月9日(木) 倦怠感、発熱
- 7月11日(土) 咳、痰、頭痛
- 7月12日(日) 味覚障害
- 7月13日(月) コールセンターに相談
帰国者・接触者相談センターより連絡
帰国者・接触者外来を受診- 7月14日(火) PCR検査を実施し、陽性が判明
濃厚接触者 3名(現在調査中)
現在入院中で重篤な状態ではない。
風邪のような症状ですね。味覚障害がでて初めておかしいと思われたのかもしれません。
今回の宴会の参加者は濃厚接触者ではないですので、参加者17名の他に濃厚接触者が数名いるということでした(記者会見より)
ほかの学生の症状については調査が進めば報じられるかもしれません。
皆さんが無事回復され、日常生活に一日も早く復帰できることを祈っております!
その後の行動歴は?
学生たちのその後の行動歴ですが、県内110例目の学生は7月9日以降登校していない(治療・養療中)ということですが、宴会参加者のうち数名が登校しています。
これは自覚症状がなければ当然のことです。情報提供に感謝です。
詳しくは東北工業大学のHPに記載がありましたが、学生が利用できるポータルサイトにも行動歴が掲載されているようです。大学側の迅速な対応に感謝です!
当該学生の内、5名が7月7日(火)(一部実験・実習科目の対面授業開始後)以降も学内に入構しており、そのうち4名は対面授業を受講し、1名は学内で自習しておりました。5名の学生の学内での動向等についてはポータルサイトでお知らせいたします。
飲食は感染確率が高い?

Free-PhotosによるPixabayからの画像
飲食での感染の拡大は確率が高いですね。
大皿料理で直箸で取り分けての飲食だったり、同じコップを使っての回し飲みだったりと唾液を介しての感染拡大が多いように感じます。
唾液に含まれるウイルス量が喉の粘膜にいるウイルス量の約5倍だという研究結果もありますので、唾液を介しての感染が多い可能性があります。
飲食前にはきちんと石鹸で手を洗い消毒をすることはもちろんのこと、料理を取り分けるときは専用の箸やトングなどを利用し、ご自分で使用している箸などで取り分けないように気をつけましょう!
当然のことながら飲食中はマスクを外していますので、咳エチケットには十分配慮することも感染予防に大切です。
きちんとした対策をすれば、感染確率を大幅に下げることができます。
もうひと頑張り、感染予防に努めながら、日常生活を取り戻して行きましょう!!
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