新型コロナウイルスの情報が錯綜している中、宮城県での状況はどのようになっているのでしょうか?
全国レベルでの報道は毎日行われていますが、宮城県に関しての情報が報道に載ることは少ないです。
宮城県のホームページに記載はありますがなかなか見ませんよね?
ですのでまとめてみました。

宮城県における新型コロナウイルスの検査状況は?
令和3年11週目のPCR等の検査の実施状況ですが、
- PCR等検査実施人数 5,090名
- 陽性者 650名
- 陰性者 4440名
です。
今年の1月からの検査件数と陽性者数のグラフです。
左縦軸が検査数で、右縦軸が陽性者数になります。
人数を同じスケールにしたのがこちらですが、少々分かりにくいので上のグラフを作成しました。
コールセンターへの相談は2400件前後あるようです。
陽性率は12%前後となっていますが、宮城県では医師が検査が必要と判断した方や何らかの症状のある方、そして先に新型コロナ陽性と言われた方の濃厚接触者や関係者を中心に検査しています。
もともと『新型コロナに感染疑いのある”あやしい人”』を検査しているので陽性率が高くなるのは当たり前です。むしろ12%台ならまだ少ないほうかもしれません。
中には発熱や咳などの症状がありながら陰性になる方もいらっしゃいますが、その方々は普通の風邪や他の病気だということですね。
宮城県でのPCR検査の新体制はこちらです。
かかりつけ医からも感染の疑わしい患者に関してはPCR検査が要請できるようになります。
よりPCR検査の間口が広がったことになります。
以前の検査体制はこちら
以前は国の基準に従っていましたので保健所などコールセンターに一度相談をしないといけなかったです。今後はかかりつけ医からもPCR検査の要請が出来ます。
ですが、ご自分が怪しいとお思いの方は、かかりつけ医とは言え、直で病院には行かずに必ず電話での問い合わせを行ってください。
病院には他の患者さんおられるので、うつしてしまったら大変です!病院の指示に従いましょう。
ということで、帰国者・接触者相談センター(保健所)にまず相談をしなければなりません。
そこで新型コロナウイルスの感染疑いがありとなって初めて帰国者・接触者外来にかかることができ、PCR検査へとつながるようです。
日本語が得意でない方向けの相談窓口もあります。
宮城県では今年に入ってから一日で最高1,082件(1月26日)のPCR検査を行ったことがあります。

県のHPに随時情報が更新されていますよ。

ですが過度に恐れることも間違いですので、手洗いの徹底が予防効果が期待できます。
また県内では休校措置も取られていますので、各方面で多大な影響は出ていますが、予防に期待できるのではないでしょうか?
PCR検査数と陽性者の推移
宮城県でのPCR検査数と陽性者の人数のグラフです。(3月27日まで)
https://www.pref.miyagi.jp/site/covid-19/05.html
相談件数はこちらです。
感染症が流行と言われる目安は?
ちなみによく対比で出されるインフルエンザですが、流行の注意報が出されるのが、1週間の定点当たり10人以上のインフルエンザ患者が出た時です。
仙台市ですとインフルエンザ定点は44機関(小児科定点 27 機関及び内科定点 17 機関)あります。
ですので単純計算で、仙台市内で1週間に
440人以上
のインフルエンザ新規患者が出た時に【流行発生注意報】が出されます。
そして1週間に1定点当たり30名以上の新規患者が出た時、つまり仙台市内で1週間に
1320人以上
の新規感染者が出た時に【流行発生警報】が出されます。
そして過去の仙台市のインフルエンザの流行具合はどうだったかと言いますと・・・

http://www.city.sendai.jp/bisebutsu/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/ese/kansen/documents/ryukou2019-20-14.pdf
2018-2019年期(インフルエンザは冬に流行するので年をまたいだデータになります)で、昨年ですよ!
その時で最大流行時は、仙台市内では、1週間で1定点当たり70名以上となっていました!!
44地点ですから、3080人以上!!
新規でインフルエンザに罹った人が1週間で3080人以上いたということです!
そして驚いたことに、2019年1月には、日本全国で1日にインフルエンザが原因でお亡くなりになられた方が・・・
50人以上
いたようです・・・。
この数字と単純に比較して、新型コロナウイルスは大したことはないとは言いません。全くの別物ですし、現状分かっているだけでも致死率が違います。
ですが行政も医療機関も、そして我々も自粛という形で頑張っていますので、なんとか新型コロナウイルスの流行を防げている状態ですよ!
不必要に恐れず、でも油断はせずにこの難局を乗り越えたいですね!
仙台市の過去のインフルエンザのデータは仙台市が公開していますよ!(PDF)
http://www.city.sendai.jp/bisebutsu/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/ese/kansen/documents/ryukou2019-20-14.pdf
伝染病を早期に終息させる為には?
ただ新規の伝染病となれば、最初期段階でウイルスの流入を止められればそれこそかなり早く問題は終息します。
伝染病対策の最善手はもちろんウイルスが入ってこない様に国境・県境などで徹底して食い止めることです。
多くの専門家が言っている通り、せっかくの島国日本なのですから、海外からの流入は止めることができたのです。
現実的ではないですが、少なくとも武漢が封鎖された時点で、日本としては中国からの一切の入国を止めれば、今この様な自体にはなっていません。
ウイルスがなければ伝染病にはなりませんからね!
残念ながらそうはなりませんでした。経済優先・インバウンド優先で国単位での防疫はできませんでしたね。
ですから次の段階は都道府県単位での防疫です。
流行地域からの人員の流入を防ぐことで、ウイルスの流入を防ぐことができます。正直現実的ではないですが、県境でしっかりと不要な越境を許さなければよかったのですが・・・。
そういう意味では、活動の自粛・自宅での待機ということは最小単位の集団での防疫になります。
自分の生活空間にウイルスが入り込まなければ安全なわけですから。
必要なことでの外出は仕方がないです。
ですが不要な事での外出や集会はリスクでしかないです。
そこを見極めて、活動をしていく必要があります。
【必要な事】で考えると難しいです。ですのでおすすめの考え方は【不要な事】はなんなのかを考えて、それ以外のことは【必要な事】として行動をする事です。
代表的な【不要な事】は「ただの娯楽」です。
- 外に遊びに行く
- 友人知人と集団で遊ぶ
- 他県や他国に旅行に行く
- 観光に行く
- 居酒屋で宴会をする
などでしょうか?
これらのことは「どうしても」、「今」しなければならないことでしょうか?
後からにしても大丈夫なことではありませんか??
それこそ新型コロナウイルスが落ち着いてから改めてでも間に合うことですよね?
そういうことが【不要な事】です。
そして微妙な事ですが、「居酒屋で宴会をする」ことは人が集まるということもあり不要なことですが、「居酒屋でご飯を食べる」ということは必要なことに入る場合もあります。
というのは、
仕事が忙しく夜遅くまでかかってしまった。
今から夕飯を作るのはしんどい。
でも夕飯を食べないと体を壊す・・・。
今の時間空いている居酒屋でご飯を食べよう!
となるのは必要なことですよね。一緒に仕事をしていた同僚と食事に行ったとして、職場で一緒だったので食事も同席しても今更ですよね?そういう場合は問題のない行動だと思われます。
これが他県から来た久しぶりに会う人と食事となると、お互いに近況がわからないわけですから、どこかでウイルスをもらって来ているかもしれません。そうなると感染リスクが上がるわけですよね。
全てのケースを一緒くたにするのは簡単でわかりやすいかもしれませんが、どこにいるかわからないのがウイルスです。
自分で考えて、感染リスクの大きい行動になるのかどうかを判断するほかないですね。
データの読み方を正しく。武田先生より学ぶ
武田邦彦先生がデータの見方を詳しくわかりやすく説明してくれています。
現在政府や厚生労働省が公開しているデータが正しいとするならば(公表されているデータからしか判断できませんので)武田先生の科学的データの読み方は勉強になります。
シリーズが6までありますので、すべて貼り付けておきます。
1を見ただけでも勉強になりますよ!
武田先生が絶対に正しいというわけではなく未だに世界規模で情報が錯綜している新型コロナウイルスですから、様々な人の考えや意見、データなどを見て総合的に考えないといけません。
その時に正しくデータを読めないと、不必要に恐怖を感じたり、ぬか喜びをしたり、最悪なのは騙されたりします。
そうならないように基本的なデータの読み方を身に着けておきたいと思います。
一つの意見や考えに固執せず、多方面から柔軟に考えられるようになることが大切なんだと思います。
何とか早く新型コロナウイルスが終息してくれることを祈っています。
在宅時間が増え、手持ち無沙汰な時間が増えました。
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